熊本面白倶楽部は、観光関係の旅行会社やバス会社を応援します。平成28年4月の熊本地震では、熊本城の石垣や櫓などに甚大な被害がでました。石垣は全体の1割が崩れ全体の3割は修理が必要といわれています。復旧には20年の歳月がかかると言われていましたが、大きくかわりました。熊本城全体の復旧工事が終わるのは2052年とのこと。この櫓は未申櫓といいます。櫓も、その下の石垣も大きな被害はありませんでした。清正公の石垣は曲線、カーブしているのが特徴です。武者返しの石垣と言われ、地震等には強いと言われています。修理が少しずつ進む、熊本城に是非お越しください。

水前寺江津湖公園でのガイド風景です。公園の湖水は、阿蘇からの伏流水で、20年前の雨や雪などが阿蘇草原に浸透したものです。地下を長い歳月をかけて旅をする、地下水に何かロマンを感じますね。水前寺江津湖公園は熊本城から南に約4㎞の距離にあります。公園の湖面の面積は50ヘクタールで長さ2.5㎞、周囲6㎞にもおよびます。湖水は阿蘇からの湧水ですので、透明感のある湖になっています。2022年の3月19日から2か月間、水前寺江津湖公園で全国都市緑化フェアーの大イベントが開催されます。熊本面白倶楽部が、皆さんのお越しを心からお待ち申し上げております。

上の写真は水前寺公園です。水前寺公園は熊本地震で、池の水がすぐに無くなりました。しかしどうでしょう、池の湧水は徐々に増えていきました。この一連の自然現象は非常に不思議なことです。地下水の専門家の見解もいろいろです。地震によって、地下水の道が変化したのでしょうか。現在は地震前と同じような湧水があります。細川幽斎公やガラシャとゆかりのある水前寺公園に是非お越しください。


上下の写真は熊本地震で有名になった、益城町の堂園の写真です。人が歩いている下に、布田川断層が地表に現れました。地表地震断層といいます。下の写真をよく見てください。緑のあぜ道は一直線でしたが、左右に2m50㎝大きくずれました。堂園では右横ずれ断層が発生しました。堂園地区では約7割の建物が崩壊したと言われています。布田川断層帯の近くにあった、3トンの記念碑は驚くことに、8m空を飛んだといわれています。熊本地震のエネルギーの凄まじさを感じます。この地震で多くの人がなくなりました。日頃からいろいろな災害についてよくよく考え、準備をしなければなりません。「自分の命は自分で守る」です。


寺田虎彦は「天災は忘れたころにくる」といい警鐘を鳴らしていますが、現在はどうでしょう。毎年何回も想定外の災害が人類を襲っています。このような、災害が多い地球にしたのも人間でしょう。災害で大事な命を落とさないように、しつかり防災、減災の知識を体得する必要があります。天災は必ず、繰り返しやってきます。