日本の三大名城の熊本城は天守閣から修復がなされています。


熊本城ボランティアガイドは熊本地震後、案内に工夫が必要になりました。何故かと言いますとそれは、城内に入れないからです。さて、上の写真は平成31年1月の写真です。小天守は最上階の4階部分がない状態ですが、大天守は足場がなくなり建物がよく見えるようになりました。熊本城は平成28年4月の熊本地震で甚大な被害がでました。不幸中の幸いは2回の地震が夜であった為、ケガ人がいなかったことです。早く観光客を建物の中にいれるべく、大天守と小天守を最優先して工事が行われています。令和の天守閣は地震に強い様々な装置が設置されています。


熊本城天守を北側の加藤神社から撮った写真です。上と下の写真はどちらが新しいでしょうか。下の写真は小天守に屋根があり、上の写真は屋根がありません、非常に紛らわしいと思いますが、上が新しいです。屋根部分を軽量化して地震に強い工事を施すみたいです。頭が重たいと地震には弱いようです。大小天守の最上階は30%軽量化になります。上の画像がわかりやすいが、大きな四角い杭が見える。城がある茶臼山は非常に弱い地盤といわれている。阿蘇溶結凝灰岩が本丸の地下40メートルの厚さで堆積している。石垣もこの地盤ゆえ崩れやすいのかもしれない。ゆえに天下の大林組は基礎杭を深さ47メートルまでいれている。熊本地震でも12本の基礎杭のおかげで、致命的な損傷はなかった。しかし大天守の最上階の瓦がほとんど落ちてしまった。阿蘇溶結凝灰岩は軟弱な溶岩である。


われわれ、県民も熊本城がこんなに激しく傷つくとは夢にも思いませんでした。完全修復まで20年の歳月がかかるといわれています。熊本地震から3年すぎましたので、あと17年かかることになります。熊本城観光ガイドの私も修復完了を見届けたいものですが、それは叶わぬ夢でしょうか。日々、健康に細心の用心をして熊本城の完全復旧をこの目で見たいものです。

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